荊冠の王、キリスト

新約聖書マルコによる福音書15章16-20a 節

 15:16 兵士たちは、官邸、すなわち総督官邸の中に、イエスを引いて行き、部隊の全員を呼び集めた。
 15:17 そして、イエスに紫の服を着せ、茨の冠を編んでかぶらせ、
 15:18 「ユダヤ人の王、万歳」と言って敬礼し始めた。
 15:19 また何度も、葦の棒で頭をたたき、唾を吐きかけ、ひざまずいて拝んだりした。
 15:20 このようにイエスを侮辱したあげく、紫の服を脱がせて元の服を着せた。そして、十字架につけるために外へ引き出した。

 

これはイエス・キリストがこの世で虐待されている、差別されている、罪人とされている、そういう人たちの主であり、王と成られたことを象徴している(イエスさまが十字架刑に処せられたのは冤罪のためだった)。(ローマの)兵士たちは皮肉で、嘲笑してイエスを拝したわけだが、その時にはこの世の権威、権力は屈服するでしょう。