宿営の外へ出て行こう

新約聖書 ヘブル人への手紙13章11-16節

 13:11なぜなら、罪を贖うための動物の血は、大祭司によって聖所に運び入れられますが、その体は宿営の外で焼かれるからです。 13:12 それで、イエスもまた、御自分の血で民を聖なる者とするために、門の外で苦難に遭われたのです。 13:13 だから、わたしたちは、イエスが受けられた辱めを担い、宿営の外に出て、そのみもとに赴こうではありませんか。 13:14 わたしたちはこの地上に永続する都を持っておらず、来るべき都を探し求めているのです。 13:15 だから、イエスを通して賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえる唇の実を、絶えず神に献げましょう。 13:16 善い行いと施しとを忘れないでください。このようないけにえこそ、神はお喜びになるのです。

 

主イエスは神殿のあった都エルサレムの城壁の外で十字架にかけられました。
わたしたちも宿営の外にいるキリストのもとへ行こう。周縁化された人たちのもとへ出て行こう。真にキリストにある者はイエスが受けられた辱めを担うことを喜びとする。来るべき都を熱望する者はこの世の価値観では生きない。新しく創り変えられているから。「善い行いと施し」は宗教を越えて普遍的なものだ。けっしてキリスト教会内の充足発展のためではない。つまり社会の困窮、課題に取り組むべきことをさしているだろう。キリスト教会はこのことに気づいているだろうか。